ペルーに行ってみた。
インカ古道トレッキングでマチュピチュへ。

4月3日(土)〜4日(日)
 再び、空の旅(リマ→ヒューストン→日本)

午前2時のディナーの後、少し寝て、目が覚めると、アメリカのヒューストン空港に降り立った。早朝6時くらいか。
成田行きを待つ間、ヒマなので売店をうろうろ見てまわる。

スナック菓子をなんとなく見ていたら、売店のお姉さんが声をかけてきた。
で、ペルーに行ってきた、マチュピチュへトレッキングしてきたと英語で返事をすると、お姉さんはすごいねえとおもしろがってくれた。
英語がうまいとほめてくれた。この旅で英語をほめてくれたのはこの人だけである。スペイン語もちょっとだけ話せると言うと、英語もスペイン語も話せる日本人は珍しいとまたほめられた。ほめられると単純にうれしくなっちゃう。
何も買い物してないのに親切なお姉さんだ。

昨晩、ディナーを無理して食べたのに、お腹がぺこぺこになってきた。
タコスの店で注文。すると、店員同士でつり銭の計算をスペイン語で話している。
そうか、このヒューストンはテキサス州。メキシコに近いので、スペイン語も普通に話されているのだ。アナウンスも英語とスペイン語だ。
スペイン語を聞いてペルーの余韻に少し浸る。あー、帰りたくないなあ。

と思う間にもどんどん待合の日本人が増えてきた。日本語のおしゃべりがどうしても私の耳に入り込んできて、しかも意味を聞き取れてしまうのが、すごく嫌だ。日本が近くなっているのを感じたくない。

成田行きに搭乗。スチュワーデスには英語で答え、ビデオも英語で見る。メモもスペイン語と英語で書きつけたりして。とにかく気分は日本に帰りたくないのだ。

昼だか夜だかわからない、食って寝て食って寝て・・・。

日本に着いてしまった。空港の窓から雨に濡れる桜が見えた。間違いなく日本。

手荷物受け取りの時、我先に前へ前へと出る日本人達。イヤだなあ。ペルーでもアメリカでもこういう時は譲り合いだった。レディファーストの精神は、レディでなくても相手に譲る、感謝する、謝るという行動が根付いてるなあといつも感じていた。
日本では、男にも女にも他人に配慮するって精神がなくなってるなあと気づいてしまった。日本人は親切というけれど、見知らぬ他人には冷たい。

伊丹行きは他の国際便の遅れに合わせて出発が遅れている。
またお腹が減ってきた。スナック程度のものを売る売店しかない。
ああ、ペルー味が恋しいなあ。
うどんやそばはその醤油っぽい匂いだけで日本らしいので、それを感じたくなくて、カロリーの高そうなアイスモナカを買って食べて、空腹を埋める。

伊丹行きは結局1時間遅れ。乗り込むと疲れがどっと出て眠り込む。
はっと気づくともう離陸していて、飲み物は配られた後だった。
ううー、腹減った。コーヒーでもいいから栄養源がほしい。が、腹が減るとアマノジャクになってしまう私は黙ってぐっと我慢。

伊丹空港に着くと、もう夜8時過ぎで、レストランも売店もことごとく閉店していて、しかたなくバスに乗り込む。
結局コンビニでサンドウィッチを買い込み、駅のホームでパクつく。・・・旅の終わりはわびしい食事だった。

なんだか尻すぼみだけど。
この日本が私の生まれ育った国で、いいも悪いも日本的物質で私は全身染まってる。
でも今の私の中にはペルーが満タンつまってるんだ。3ヶ月たった今もまだ遠い目をしてペルーを想う日々。
また、いつか、近いうちに、きっとペルーに行くだろう。
だから。
Hasta luego!

 

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