3度目の北海道ツーリング。
礼文島での愛とロマンの8時間。

7月30日 旅って自分を見つめるためかな
(野付半島→池田)

今日も走り出したらまた雨。
野付半島も霧雨。
原生花園の中の遊歩道を歩く。
ここにもいろんな花がたくさん咲いている。
のどかな気分。
原生花園を抜けると、トドワラがあった。


トドワラ


昔のトドマツ林が海水の浸食で立ち枯れ、埋もれていく風景。
殺伐として、しかし次世代の生命力を感じる。
倒れ朽ちていくトドマツの上に新しい植物が根付き花が咲いていた。
いのちの迫力にじんわりと感動した。

岬の車道の先端まで行ってみた。
見渡すかぎり紫色の菖蒲が咲いている。
これもなんともすごい風景。


一面の菖蒲

トドワラを見たら次はどこに行こう。
とりあえずは小樽方面にもどるため、西へと向かう。
雨が降っていて、行きたいところもないので、だらだらと走ってしまう。
気がつけば夕方で、池田町のまきばの家キャンプ場に泊まることにした。

キャンプ場では他にミヤモトさんとウチナミさんというライダーがいて、3人で十勝ワインを呑んだ。
ウチナミさんはキャンプ場で会った初めてのソロの女性ライダーかもしれない。
彼女には十勝川温泉に連れていってもらい露天風呂を堪能した。

彼女の旅の仕方はその土地のおいしい物を食べに行ったり、温泉に行ったりと、楽しく観光するツーリングで、そういうのもあっていいのだなと教えられた。
私の旅はいつも走り続ける孤独な修行みたいなところがあるのだ。
もっと気楽にしたって誰も何も言わないんだ。

彼女がツーリングは走るためかいろんな物を見るためかと聞いた。
走るためと答えたけど、ほんとは自分を見つめるためかなと思った。
旅をすると、いろんな出来事に対しておろおろしたり感動したりひょいひょい解決したりと、自分の本性がさらけ出される。
アンテナは感度ビンビンになってピュアでナイーブな自分が出てきてかわいく思えてくる(ナルシシスト)。

 

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